つぼ

思う壺、という言葉がある。予期した状態、目的としたところにはまる、ということである。
この「壷」というものは、博打に使う賽を入れるもので、思ったとおりの賽の目が出ることから転じたようだ。
また、壷に嵌まる、という言葉もある。これは上記の意味もあるが、正鵠を射るという意味もある。
正鵠を射る、正鵠とは弓道などに使われる的の丁度真中の黒点で、図星とも言う。
つまりは、物事の急所や要点を正しく押さえている、核心を付いているという意味だ。