夏の風情!!!

ついさっきハロモニ。を見終わった熊です、どうもこんばんは。



ほぅ、面白かったよ!YUZUさん本当に有難うございました!!!
ひとすじ見てたら、なんか弟を思い出してしまった(笑
なんとなく似てるんですよね〜小さい頃の弟と。顔とか雰囲気とか。
昔は「兄ちゃん兄ちゃん」って懐いてたんだけどなぁ〜。
弟が中2になったときにちょっと変わっちゃったんですよね、思い出すとちょっと寂しいなぁ。




ま、そんな事より今回はリクがあったBKLでも晒そうかと思ったんですが、
夏らしい事してきたんでそっちのほうにします(笑





今日(昨日)は突然の友達の誘いで花火をしにちょっと山っぽいところまで行ってきました。
いやぁ…夏の風情といったら花火ですよね!
メンバーはわたしと友達、その友達の高2の妹さんです。
持ち物は5割引の花火セット、蝋燭、バケツ、水、あと飲み物です。
昔ねずみ花火がはしゃぎ過ぎてちょっと小火っぽくなった経験があるので水は多めに持ってきました(笑



多分22時過ぎ位ですかね〜。友達が「ベストスポットだ!」とかいうところに到着。
ちょっと草ぼーぼーな場所だったのでロケット系やねずみ花火は封印。
蝋燭に煙草で火をつけ準備完了!
ぱちぱちと音を立てて煙を吐く花火を楽しみました。



そろそろ締めのせんこう花火に入ろうとしたところ、湿り気を含んだ暖かい風が吹いてきました。
天気予報で雨が降るといってたので、降るのかな?と3人で話しました。
そうしたら、カサカサ、カサカサ、という音が聴こえました。
ビニール袋が鳴ってるのかなと思ったけどさっき車に積んだばかり。
んじゃ周りの草か?と思うと、まさに。草も伸びてたし風に揺れてるのでしょう。



しかし、ふとおかしなことに気付きました。
蝋燭を燈していたために気付いたのですが、風向きと揺れ方が違うんですよね。
さらに一定方向ではなく、左右にカサカサ揺れてるんです。
もしかして犬でもいるんじゃないか?ということで友達に見に行かせることに。
しかし友達が近づくにつれ揺れるのを止める草。動物らしい姿も確認できず。



まぁみんな特に気にすることなくそのまませんこう花火も終了。
片づけを始める事に。
だけど…また音が鳴り出したんですよ、カサカサ、カサカサって。
その時は風も吹いていませんでした。見渡しても揺れてる草もなし。


ん…なんだろ?なんか変じゃない?という雰囲気が…
そのうちまたカサカサ、カサカサ、という音が。
今度は奥のほうの草が揺れてるのが確認できました。
その時、友達の妹が揺れてる草の方を指差し口を開いたんです。









「あ、なんか色白のおじさんみたいのがいるよ?」








あ〜…もしかして花火してるのを注意しに来たのかな、と思ったんですが…
見えないんですよ、誰も。
わたしは目が悪い方なのですが、流石に人がいるか位はわかります。顔は見えないまでも。
視力2.0が自慢の友達も誰も見えなかったようです。


「え?え?あそこにいるじゃん、浴衣見たいの着てるおじさん」


妹さんはそういって何度も指を指すのですが、わたしたちは全く見えず。
そうしているうちに、妹さんが何か思いついたらしく顔色がだんだん蒼くなっていきました。
もしかしたら、わたしたちの顔色もそうだったのかもしれません。
そして、友達が小さな声でいいました。






「お前…変なの見てるんじゃないだろうな?」





やはりみんなの考えてる事は同じだったみたいです。
その妹は17歳。17歳の女の子が見やすいというのはよく聞く話です。
今回戴いたハロモニ。でも言ってましたしね。




その場を重苦しい沈黙が覆いました。
そして、またカサカサ、カサカサ、という音が。
先程までとは違い、かなり大きめの音でした。
「やだやだやだやだ!!!」
といって妹さんはその場にへたり込み耳を塞いでました。
そういうものは怪訝でも認識してしまうとダメだ、といいますが…
やはり「もしかしたら」と思ってしまったからなんでしょうね。
音が段々近づいてきてるのが手に取るようにわかるのです。



その時また草が揺れました。友達が、「あ、靴が見える。だれか近づいてきてる」と言い出しました。
それは今度はわたしと妹さんが見えなかったです。
でもその友達はどうにかして人が近づいてきてると思いたかったんでしょう。
「やっぱ誰かいて俺たちをびびらして楽しんでんだよ!」と叫ぶようにいってました。
だけど…見ればわかるじゃん、友達よ。
お前が言うのが確かなら、なんでわたし達は見えないんですか?
というか、草掻き分けて歩いてきてるなら、なんで草が踏まれた跡が残らないんですか??




段々近づいていた音が、突然消えました。
それと同時に、風も吹いていないのに蝋燭の炎が揺らめき、吹き消されたように消えました。



流石にやばい!と感じ、まだうずくまる妹さんを立たせて、車に乗り込みその場を去りました。



帰るときはみんな一言も出せませんでした。
ただただ、今遭った事を忘れようと必死だったのかもしれません。
まぁ…わたしはそんなでもなかったですが、何か見たわけじゃないですし。



家の前まで送ってもらって、友達は帰りました。
そして30分位経ってからその友達から電話が掛かってきました。
「お前座ってた助手席にタオルあるんだけど、今から届けようか?」と。
しかしわたしはタオルなぞ持っていってはいませんでした。
それを伝えると友達の声が震えるのがわかりました。
とりあえずまだ車に乗って話してるというので降りるように伝え、
外の風を浴びさせる事にしました。



少し落ち着いたのか、声の震えが無くなったようです。
妹さんにタオルの事確認してくるのというのを止めました。
さっき一番びびってたので、流石に酷だろうと判断した故です。
「どんなタオルだった?」と訊くと、「ちょっと見てくる」といってすぐ後、
「あ…」という声が聞こえました。



「ん?どうした??」と訊いてみると、また震えた声で
「ねぇ…さっきまであったタオルがねぇ…」と返って来ました。



うん、疲れてるんだよ、もう寝ろ、と促し、電話を切りました。








さて、これ読んだ人はどう思います?この出来事。
もしかしたら、これこそ夏の風情かもしれません…